こんにちは。僕は高校1年生の時に、全日制の高校から通信制の高校に行きました。どうして、通信制の高校に移ったかというと、当時、僕はとてもだらしがなかった。当時といっても、今現在もだらしがないのですが、高校1年生の僕はだらしなさの最盛期だったと思います。そして、そのだらしなさが転じて、全日制の高校を中退してしまいました。具体的にいうと、夜中遊んでいるから、朝起きる事ができずに、休んでしまったり、行ったとしても、ほとんど寝てしまっていた。やめてしまった高校の思い出は、頭を埋めていた固い机の感触しか残っていない、といっても過言ではないというくらい、とにかくずっと寝ていました。それで当然、勉強なんかしないものだから、単位が足りずに、2年生になる時に中退になりました。やめてから、親に言われるままに通信制の高校に編入する事になりました。通信制の高校は自由です。煩わしい、通学の満員電車もなく、つまらない授業もなければ、キモい先生もいません。普通の全日制の高校生達が学校に行っている間なにをしてもいいわけです。僕の場合は地元の友達と遊んだり、アルバイトをしたり、そしてたまに勉強。その、たまに勉強、で僕はなんとか卒業することができました。通信制の高校で学んだといえる事は、勉強に関しては全く記憶にありません。しかし、勉強以外で学べた事は、それは後悔している事とも同じなのですが、自由である事、つまり自由な時間の使い方です。通信制の高校に入ろうと思っている人で何か目的があって、通信制高校を選択する人にとってはかなり有効な時間の使い方ができると思います。今になって思い返してみると、遊んでばっかりーもちろん、それはそれで良いと思います。無責任な自由な生活、ある意味では人生においてそういう時期は必要かもしれませんーではなくて、もう少し、何か他に有効な時間の使い方ができたのではないかと思う事もあります。僕の場合、高校を卒業してからしばらく宙ぶらりんなフリーターをしてました。高校生の間は自由は友達だと思っていたのが、突然手を返したように牙をむいて襲いかかってきます。自由である事の不自由みたいなものに気がついてしまったのです。だから通信制高校になんとなく入って通っている人は、その自由な環境のなかで、自由が友達でいてくれている間に自由である事について考えてみるといいかもしれません。
自由な解放感に包まれていた通信制高校の僕
