まず最初に私について簡単に自己紹介させていただくと、現在は28歳の男性会社員で配送の仕事をしているのですが、実は私は高校時代に通信制高校に通っていました。私が通信制高校に進学した理由は中学の頃に不登校になったことで、中学2年の秋から卒業するまで不登校が続いていました。そんな状況だったので全日制の高校に通うのは当時の私の状況では不可能に近く、それでも高校は卒業しないとダメだと言うことで通信制高校を選択しました。正直に言うと通信制高校に通うのも不安ではあったのですが、通信制高校は自分のペースで通えるので思ったより精神的には楽でした。私が通っていた学校は火曜日に授業があって、それとは別に日曜日にも同じ内容の授業がありました。基本的には期限内にレポートを提出しつつ科目ごとに決められた出席日数を満たせば良かったので、週1日のスクーリング日に登校していれば問題ありませんでした。ただ私は長時間学校にいるのはちょっと嫌だったので、火曜日と日曜日の両方に参加して2回に分けて授業を受けていました。あとは卒業までに30時間行事に参加していれば最短で3年で卒業することができたのですが、私の場合は過去の経験もあって集団に入るのが苦手だったので、どうしてもそれがネックになってしまいました。学校の必修科目には1年次から3年次にかけてそれぞれ体育があったのですが、どうしても体育だけは授業に出ることができず、4年連続で単位を落としてしまいました。それでも何とか勇気を出して先生たちの力を借りながらどうにか体育の単位を取れたのですが、体育は1年に1科目しか受けられなかったので、最終的には7年かけて卒業することになりました。正直長くかかってしまったなと思ったのですが、集団に入るのが無理だった状況から頑張って体育の単位を取るところまで行けたので、それは自信を持てるきっかけになりました。また通信制高校は基本的に授業やレポート・行事参加などは全て自分で決めるので、そういった意味では自己管理能力が鍛えられたと思うので、通信制高校に通ったことで得るものは多かったと感じています。通信制高校は自己管理がとにかく大切なのでそれができないと卒業するのが難しくなってしまいますが、全日制と違って長い時間が確保できるのでそれを有効活用すればとても有意義な時間が過ごせると思います。私自身も通信制高校に通っていたからこそ出来た経験や得られたものがあると思うので、今振り返ると通信制高校に通ってよかったと素直に思うことができます。
通信制高校を卒業して自分に自信を持てるようになりました
